2020年入職
渋谷区あやめの苑・代々木地域包括支援センター勤務
事業団に応募したきっかけを教えてください。
訪問看護師として在宅医療に携わり、認知症の方々のケアや地域に住む高齢者の生活実態を把握するなどを経験したので求人広告を見て応募しました。
事業団を選んだ理由(背景)を教えてください。
以前は病棟看護師として日々の看護業務に従事していました。
退院していく患者さんを見送り、いつも感じていたことは「在宅に戻った患者さんは地域でどのようなサポートを受け、住み慣れた環境で生活していくのだろう」ということでした。
今、高齢化が進む社会で高齢者が在宅で生活していくためには地域ケアと地域保健が重要であると考え、地域包括支援センターで働いていきたいと考えるようになりました。
事業団は、渋谷区より委託を受け、運営している法人であり、後衛母体がしっかりしています。そのため、地域住民が住みやすい安全な地域作りを行っていく上でサポートしやすい環境であると考えました。事業団は、①介護支援、②障害者・高齢者支援、③子ども育成・家庭支援を行っており、小さい子どもから高齢者まで地域に住む全ての住民をサポートし、それぞれが連携して生活サポートが出来ると考え志望しました。
任されている仕事について教えてください。
主に今は高齢者の方の相談業務に従事しています。今まで介護サービスを利用したことがない高齢者の方やご家族は介護サービスを良く理解していないことがほとんどです。
介護サービスについてわかりやすく説明し、住み慣れた地域で安心して生活が出来るよう介護サービスや日常生活の相談業務を行っています。
一緒に働く仲間について教えてください。
とてもアットホームな環境です。いつも職場内は、ウキウキする話や真剣な話等、多種多様な話題で盛り上がっています。そして何より心強いのはいつでも相談にのって下さる先輩方のバックアップがあることです。これまで、数々の困難ケースにも対応してきた先輩方なので3職種(社会福祉士・主任介護支援専門員・看護師)の専門職員から様々な視点でたくさんのアドバイスをいただけます。そのため1人で対応しているのではなく、包括スタッフ全員で高齢者の生活をサポートする体制が整っています。
やる時はしっかりやる!そんな素敵なスタッフが在籍しています。
生活につながるやりがいについてどう思いますか。
福利厚生がとてもしっかりしているため、プライベートの時間もしっかり取れます。
この仕事を通じて、得たこと、やっていて良かったと思える瞬間を教えてください。
今まで働いていた病院では、病気の治癒という目的に向かってチーム全員で患者さんを支えてきました。地域包括支援センターでは高齢者がその人らしく、生き生きと住み続けられる環境を地域住民・地域事業所と共にサポートをしていく事に大きなやりがいを感じています。
病院で行ってきたサポートとはまた違い、高齢者支援は個々でアプローチ方法が異なり、「本当に助かったわ、ありがとうございます」と仰っていただけた時は地域包括支援センターとしての役割を果たし、やっていてよかったと思える瞬間です。
仕事を通じて大変なことはありますか。
相談にいらっしゃる方の相談内容は介護サービスのみならず、家庭の問題や近隣住民との問題、財産の問題等、私たちの窓口だけでは解決できない相談も多いです。そのため関係機関と連携を図り繋げていく事で解決に導くお手伝いをする事もあります。
また、地域で起こり得る問題に対応できるよう、あらゆる情報にアンテナを張っていなければいけないため大変です。全ての情報を網羅することは難しいですが、その情報で解決できる問題もあるため情報収集はとても重要な仕事の一つです。
入職前の不安やその不安とのギャップがあれば教えてください。
初めて高齢者支援を行っているため、今までの知識や経験ではカバーできない事も多く、自分はやっていけるのかなととても不安でした。また、口下手なところもあり相談業務が出来るのか不安でした。しかし、先輩方のサポートや温かく話しかけて下さる高齢者・ご家族の後押しもあり少しずつ不安の緩和が出来ているかと思います。
今後一緒に働く方へのメッセージをお願いします。
病院の看護師とはまた違った仕事内容になるため、ギャップを感じるかもしれませんが、病院看護師では学ぶことが出来なかった予防医療や健康増進、地域構築を行っていけることが大きなメリットです。
また、夜勤業務はなく、ほぼ土日休みであるため、身体のリズムが保てます。プライベートな予定も立てやすいです。人とお話しすることが好きな方、地域と共に自分も成長していきたいと思う方、ぜひ一緒に働きましょう。